Background企業スローガンを作った経緯
独立した当初は、私と数名という小さな規模でのスタートでした。
知人を介してインターネット回線の工事会社を紹介していただき、順調に仕事が拡大していくのではと思っていましたが、数ヶ月もしないうちに依頼をストップしたいと申し出があったのです。
理由は、私を含む従業員に対して、現場のお客様からのクレームが頻出したから。
「これ以上クレームが増えたら取引を停止せざるを得ない」と言われ、途方に暮れました。
第一印象は、最重要である
挨拶は明るく、お客様に感謝の気持ちをもってします。
言葉遣いやマナーを良くすること
身だしなみを整え、気持ち良い接客をします。
通行人、通行車両への配慮を怠らないこと
作業前、ご迷惑お掛けする近隣のお宅へ、必ず挨拶をします。
自分の意見を押し付けないこと
作業内容は、お客様の要望を聞き入れ、お客様の身になり、良い施工方法を提案します。
精神誠意の対応をすること
作業内容はお客様との会話は、目を見て聞き、目を見て話します。
作業前、作業後のお客様設備確認を、
必ずすること
一つ一つの作業の中で、何かあればお客様に確認を取り、作業をします。
好印象を持たせる行動をとれば、
次のお客様に繋がるということ
サービス精神を広く持ち、お客様への気配りと、コミュニケーションを大事にします。
お客様にとっては、最初で最後の工事だということ
施工後の説明は、ゆっくり丁寧に分かりやすく、理解して頂けるようにします。
事例等の情報を共有し、技術の向上に繋げること
宅内工事に関する、知識を高めます。
お客様のプライバシーを守る義務があるということ
個人情報の重要性を理解し、施錠・管理を怠らないようにします。お客様情報書類の入った鞄は常時携帯!!
取引停止の危機に直面
インターネット回線の工事現場でお会いするのは、一般のお客様です。前職はまったくの別業種で、一般のお客様と関わる機会のない仕事でした。
そのため、自分自身に経験や自信がなく、クレームが届いていると言われても何が悪いのかすら、わからない状態でした。
家に帰り、「もうダメかもしれない」と思いながらテレビに目をやると、営業職の会社員が、自身の目標を叶えるための10項目を読み上げる姿が目に飛び込んできました。
スローガンとの出会いが転機に
それを見た瞬間に「これだ!」と跳ね起き、その10項目を紙に書き出しました。
それを信頼する仲間に見せ、自分が言いたいことを補足してもらって完成したのが、現在の企業スローガンです。
翌日から、従業員とともに毎朝このスローガンを読み上げてから仕事に向かう、というルールを課して毎日実行すると心に決めました。
それを続けていたところ、自分たちでも驚くほどにクレームがなくなり、取引先からの信用を取り戻すことができました。
スローガンに込められた思い
現在は、のちに加えた1項目を含めた11の項目をスローガンとして掲げています。
これらの項目には、仕事に関する具体的な指南が書いてあるわけではありません。
なかには、「当たり前のことが書いてあるだけでは」と笑う人もいるかもしれません。
けれど、これらを理解しているかそうでないかで、人と向かい合うときの態度に違いがあらわれると思うのです。
「知っている」と「できる」には、大きな隔たりがあります。
私自身、このスローガンを見るたびに当時の初心を思い出し、慢心していないかと自分に問いかけています。
message当社のこれから、
未来にむけたメッセージ
地域に貢献し、
チャレンジを続ける企業でありたい
2007年の創業以来、お客様からの期待に応えたいとの思いで、成長を続けてまいりました。
一番大切にしているのは、すべての現場ひとつひとつに真剣に取り組み、目の前のお客様としっかり向き合うこと。
また、研修や勉強会を通じて、従業員やパートナー企業の技術向上にも努めています。現在は、主力事業である電気通信工事に加え、他事業へのチャレンジも視野に入れています。
安城市に本拠地を構える企業として、三河地域の発展に貢献できれば幸いです。